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上條 栄治*; 青井 義文*; 比佐 正明*; 内海 渉; 綿貫 徹; 山口 浩司*
Diamond and Other Carbon Materials 3, p.97 - 104, 2003/05
Si100基板上に電子サイクロトロン共鳴プラズマスパッタリング法により作製された窒化炭素薄膜の体積弾性率を高圧X線回折の手法により測定した。薄膜は、それぞれ39-68GPaと370-400GPaの体積弾性率を持つ2種の結晶相から形成されいることが明らかになった。
依田 真一; 衛藤 基邦
Journal of Nuclear Materials, 125, p.113 - 116, 1984/00
被引用回数:2 パーセンタイル:74.05(Materials Science, Multidisciplinary)現在までに、静水圧下における黒鉛材料の変形挙動に関する研究は例を見ない。本報は、静水圧応力付加中の黒鉛材料の変形挙動を明らかとした。試料は、微粒等方性と超微粒等方性黒鉛(IG-11、Iso-20)の2種類を用いた。IG-11の静水圧下における変形挙動には、3つの領域が存在した。一方Iso-20には、2つの領域しか認められなかった。このことは、両者の気孔率、圧縮強度の相違に起因するものと思われる。両者の圧力一歪曲線の特徴は、下に凸形の特異なもので、いわゆるエラストマー的な曲線を呈していた。これは、黒鉛内部の気孔の変形と、これに伴う変形能の増加として説明された。さらに圧力一歪曲線より求めた体積弾性率は、計算より求めた値と良い一致をみた。また高圧力側での体積弾性率は、気孔を含まない仮想黒鉛材料の計算値と良い一致を見た。これより、黒鉛材料の静水圧下における変形挙動を明らかとし、黒鉛材料の基礎的知見を得ることができた。